行政書士試験対策 勉強スケジュール

スケジュール 行政書士試験

行政書士試験に合格するためには600時間〜1000時間の勉強が必要と言われています。

仕事をしながら勉強時間を確保しなければならない場合、
効率良く勉強することが必要になります。

でも、どうやって勉強していけばいいのかわからないし、科目はどの順番で勉強すればいいのか不安・・・と感じていませんか?

ここでは、わたしが勉強した8ヶ月間のスケジュールと、合格した今だからこそ感じる、こうしておけば良かったなぁと思うことを紹介します。

試験までのスケジュールを立てる

行政書士試験のゴールは11月の本試験で180点以上をとること。

180点以上取るためのスケジュールをゴールから逆算して考える必要があります。
当たり前ですが、180点以上取るために必要なことは、配点の大きい科目を重点的に学習すること。

私が立てた作戦は、商法・会社法は行政法・民法・憲法を一通り学習してから勉強する。

個人情報保護法は8月から、政治経済は9月から勉強するということでした。

そんな作戦の中で、わたしが本試験に向けたスケジュールのポイントを3つ紹介します。

ポイント① 最初の3ヶ月で民法・行政法・憲法の3科目を一通り学習する

行政書士試験の配点でウエイトが大きいのは行政法と民法です。そして、その2科目に憲法を足した3科目が主要科目となります。
この主要3科目は受験勉強期間中ずっと勉強することになります。


最初から全てを深く学ぼうとすると、1科目で時間が足りなくなってしまいます。
ですので、私は1ヶ月単位で科目を分け、1ヶ月目は民法、2ヶ月目は行政法、3ヶ月目は憲法の順番で勉強しました。

科目の全部が終わっていなくても、理解が完璧でなくても、次の科目に移るようにしました。

最初の3ヶ月は、完璧に理解するというよりは、主要3科目の全体像を掴むことを目的とし、行き詰まってしまって時間をかけすぎないように注意することが必要です。

法律の勉強は、最初は本当に時間がかかってしまいます。
しかし、慣れてくると、当然ですが、学習のスピードは上がっていきます。

初めは、1日で問題集が10ページも進まなかったものが、繰り返し解いていくと、
1日で50ページ以上解くことができるようになります。

ポイント② 4ヶ月目は週単位で学習科目を変更

4ヶ月目は週単位で科目を変更しました。
第1週は行政法、第2週は民法、第3週は憲法、第4週で商法・会社法といった感じです。

会社法に関しては、捨て科目にするという情報も目にしましたが、わたしは6月後半から勉強し始めました。

主要3科目と学習時間は大きく違いますが、商法・会社法で5問中2問取ることができました。

個人的には、会社法は捨てない方が良いと思います
多くを勉強する時間は取れないですが、ある程度勉強すれば1問は取れます。

4ヶ月目もそれまでと同じで、回転スピードを重視し多くの問題を解くことに力を注ぎました

ポイント③ 5ヶ月目以降は日単位で科目を変更

学習5ヶ月目になると、各科目も一通り最後までいっていました。
でも、理解がまだまだ3割程度だったと思います。

ここからは日毎に科目を変更するようにしました。
1週間のスケジュールはこのような感じです。

カレンダー

行政法を週に3日、民法を週に2日する!!ということは絶対条件としました。

8月から個人情報を予定通り開始し、政治経済社会は10月からの学習となってしまいました。
個人情報保護法と政治経済社会は、曜日は決めず、
それぞれ週間で、最低1時間ずつは勉強することとしました。

失敗したこと

約8ヶ月間勉強して、失敗したなぁと思うことは、
最初の勉強方法として、テキストを読み込むという勉強方法をとってしまったこと。

テキストを読み込んで、過去問をやりましたが、テキストの内容はほぼ覚えていませんでした。

そこから、過去問を解いて、分からないところだけをテキストで確認する!!という勉強方法に切り替えました。

結果としては、それからはテキストを読み込むことはありませんでしたので、
最初の2週間は少し無駄にしてしまったと思います。

仕事をしながら勉強時間を確保しなければならなかったので、
2週間でも無駄にしてしまうのは、かなり痛かったです。

わたしと同じように働きながら合格を目指している方は、自分にあった勉強方法をいち早く発見し、
少しでも無駄なく学習できるようにしてもらえればと思います。

まとめ

行政書士試験を合格するまでに要する時間は600時間から1000時間と言われています。
わたしは、約700時間程度勉強し、218点の点数で合格することができました。

勉強時間を確保するのと同じくらい重要なことが、効率よく勉強するためにスケジュールを立てることだと思います。
そして、スケジュール通りいかなかった時に、リカバリーできるようにすることも必要です。

実際、わたしは9月から政治経済社会の勉強を始める予定でしたが、行政法・民法・憲法の知識を固めることを優先し、10月からの学習となってしまいました。
しかし、学習当初から、ある程度スケジュール立てしていたので、10月以降には政治経済社会の学習に費やす時間を当初の予定より多くすることでカバーしました。

長期戦となる行政書士試験です。ゴールを切れるスケジュールを立てられるかが、少なからず合否を左右すると思います。
わたしの経験が、行政書士試験合格を目指している方の参考になればうれしいです。

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