わたしは、8ヶ月以上の試験勉強を経て、令和3年の行政書士試験に合格しました。
試験勉強を始める前は、学生のように、1日に何時間も勉強する自信はありませんでした。
そんな凡人のわたしでも、取り入れることができる勉強の為のテクニックは無いものかと、いくつかの本を読みました。
「自分を操る超集中力」「自学自習の極意」「勉強脳の作り方」の3つの本から、凡人のわたしでもできた、集中力を高める方法を紹介します。
凡人のわたしでも集中力を持続して勉強することができた方法を紹介します。
あくまでも凡人のわたしに役立ったテクニックですので、無尽蔵に集中力がある方のご参考にはならないかも知れません。
勉強に集中するには環境が大切
ノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使用する
勉強に集中するには環境が大切というのは、みなさんすでにご存知かと思います。
誰しも、勉強するだけの部屋や、図書館のような環境があれば、集中して勉強しやすいかと思います。
しかし、現実問題として、寝室で勉強しなくてはいけない。リビングしか場所がない。一人になるスペースなんてない。という方も多いかと思います。
わたしには、勉強部屋や書斎なんてありませんでした。
リビングでは妻や子供がテレビを見ているし、しゃべり声も聞こえてくる環境で勉強しなくてはいけない状況でした。
そこで、わたしが使用したのは、「ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン」です。
『インプットする作業は静かな環境の方が適している』と書かれていましたし、ノイズキャンセリング機能のついたイヤホン使用もおすすめされていたので、買ってみることにしました。
よく、難関校に入った受験生の経験談などで、『家族がいるリビングで勉強していた』という話を聞いたことがあります。
しかし、わたしは、周囲の音を気にしてしまったら、ずっと気になってしまうので、文明の力に頼ることにしました。
結果は、思った以上に周囲の音を遮断してくれたので、使用して良かったと思います。
空腹にする・寒さを感じる
人の遺伝子には、命の危険を感じると集中力や記憶力をアップさせる本能が残っているそうです。
寒さと空腹は、脳が命の危険と勘違いしてしまう要因となります。
お腹いっぱいになると、眠くなってしまって集中力がなくなってしまうのは良く分かると思います。
食べ過ぎ注意で、少し空腹を感じる程度で食事を抑えることも必要です。
室温も、高いより少し寒いくらいのほうが集中力や記憶力が増すので、風邪をひかない程度に、室温にも注意を払いたいところです。
適度に休憩する
15分に一度は立ち上がる
人は15分以上座っていると、認知能力も集中力も低下するのだそうです。
15分に一度は立ち上がるようにするだけで、集中力を持続させる効果が得られます。
わたしは、『15分で一度立ち上がる』と時間を決めてしまうと、今度は時間が気になって仕方なくなってしまうので、時間は決めずに集中力が切れてきたと感じたら、30回のスクワットをするようにしていました。
スクワットであれば、その場でできますし、血流も良くなり頭も冴えるので、かなり効果はあったと思います。
昼寝をする
試験勉強をしていると、何時間は勉強する!と時間だけがノルマになってきて、ノルマの時間をクリアすればOKみたいに目標が変わってしまう時期があります。
疲れてきても、眠たくても、とりあえず長い時間勉強しないといけないと思い込んでいました。
疲れていたり、眠たい状態で、いくら時間をかけて勉強しても効率が悪いだけです。
疲れや眠気を感じたら、15分から20分程度の仮眠をすると良いそうです。
『昼寝なんてしたら、何時間も寝てしまう』という方もいらっしゃるかも知れません。わたしもそうでした。
しかし、試験勉強の為の昼寝という目的があるせいか、意外とすんなり勉強再開できていました。
起きたては少しダルいかも知れませんが、1日トータルでみると集中している時間は長くなったように感じたので、昼寝は有効だと思います。
勉強を始めるルーティンを作る
勉強を始める時に、何かしらの動きをルーティン化すると良いと聞きましたので、取り入れました。
『これから勉強する』というスイッチを入れることができるそうです。
わたしが行ったルーティンは、「2回伸びをして1分程度深呼吸する」という動きです。
「姿勢」と「呼吸」は脳にとって重要な要素であるとのことでしたので、肩甲骨を伸ばすことと呼吸を整えるルーティンにしました。
行政書士試験の本試験会場でも、試験開始の時にこのルーティンを行ったので、緊張を和らげることができたと思います。(後ろの方には『何だ?こいつ!』と思われたかもしれませんが)
どんな動きでも良いと思いますが、試験の時に普段やっている動きを行えば、緊張を和らげることにもつながるかと思います。是非、取り入れていただければと思います。
まとめ
集中力を持続させるのは難しいことです。
大切なのは、自分の集中力はだいたいどの程度で途切れてしまうのか、とういうことを把握することです。
行政書士試験は3時間の長丁場の試験でしたが、わたしは試験開始から90分で極端に集中力が下がってしまうということが分かっていました。
そこで、本試験のときは90分経ったら5分目を閉じて休憩すると決め実行しました。
行政書士試験においての集中力の問題については、過去記事「行政書士試験|試験時間は足りるのか?問題の解く順番を解説」をご参考にして下さい。
自分の集中力が途切れる時間や原因を把握することにより、普段の勉強でも試験本番でも、対策を講じることができると思います。
わたしの経験が、みなさまの何かしらの参考にされば幸いです。
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