行政書士試験において、合格率を下げているものに、一般知識の足切り問題が少なからずあるかと思います。
一般知識対策では、個人情報保護法で得点できるかどうかは、とても重要です。
一般知識は、14問出題され配点は1問4点で56点もあります。
民法の択一式より配点が大きい科目ですが、試験範囲があってないようなものですので、対策が難しい部分でもあります。
そんな一般知識の中で、必ず出題されるのが、長文読解と個人情報保護法です。
長文読解は、得て不得手が大きいと思いますので、知識があれば得点できる個人情報保護法の問題は重要になってきます。
個人情報保護法の出題傾向
個人情報保護法関連からは、毎年1問ないしは2問の出題があります。
平成29年度 | 1問 |
平成30年度 | 2問 |
令和1年度 | 1問 |
令和2年度 | 2問 |
令和3年度 | 1問 |
上記の問題数は、個人情報保護法や行政機関個人情報保護法、公文書管理法からの出題数です。
多くても2問の出題となりますが、個人情報保護法関連は出題範囲は狭いので、何とか得点したいところです。
個人情報保護法の勉強方法
ここでは、令和3年にわたしが行った勉強方法を紹介します。
基本的な勉強は過去問を繰り返し解いて知識を定着させる、という法令問題の勉強法と同じでした。
個人情報保護法関連の過去問は、2021年度版の肢別過去問集にも60問程度の問題が掲載されていますが、本試験での出題数が少ないため数が多くありません。
そして、私は模擬試験を4回受けましたが、模擬試験で出題された問題は、肢別過去問集の知識では全く解けませんでした。
したがって、模擬試験の問題も繰り返し解いて覚えるようにしました。
行政書士試験の勉強方法として、「過去問をしておけば大丈夫」という情報もありましたが、個人情報保護法関連の問題に関しては当てはまらないと思いました。
模擬試験や予想問題集をされるのであれば、個人情報保護法関連は、過去問と同じように繰り返し解いて覚えることをおすすめします。
まとめ
個人情報保護法関連の問題は出題数が少ないため、重要とは思えないかもしれません。
しかし、一般知識で足切りがある以上、出題範囲が狭く、確実に出題が続いている個人情報保護法関連を捨てるわけにはいきません。
当然、最も重要なのは法令問題です。法令問題の勉強時間を削って、法令問題で合格点を落としては本末転倒です。
私は個人情報保護法の勉強は8月から始めました。
法令問題がある程度固まってきたら、1日1問でも2問でもいいので、計画的に個人情報保護法の勉強をすることが必要です。
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