行政書士試験|使用した教材・使用しなかった教材

教材 行政書士試験

行政書士試験は過去問の勉強メインで合格できる試験です。

数多くの過去問を繰り返し何度も解くことによって、知識として定着させていく。
これが行政書士試験の勉強方法です。

わたしは、U-CANの通信講座を受けて勉強していました。
メインの勉強においてはU-CANの教材を使用していましたが、市販の教材も購入し勉強しました。

この記事では、わたしが使用した教材、使用しなかった教材、通信講座を受けていても市販の教材を購入した理由を紹介します。

みなさまの何かしらの参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

通信講座の教材だけで合格できるのか

使用した市販教材の特徴

市販の教材で使用したもの

教材

わたしが令和3年の行政書士試験勉強で使用した教材は以下のものです。

①肢別過去問集(早稲田経営出版)

②みんなが欲しかった行政書士に40字記述式問題集(TAC出版)

③ケータイ行政書士六法

それぞれどういったものか紹介していきます。


肢別過去問集は、使用している方も多い教材だと思います。
大きな特徴としては、過去に出題された択一式問題の答えの肢だけを集めた問題集です。

900ページを超える問題集で、憲法・行政法・民法・基礎法学・商法・会社法・個人情報保護法と網羅しています。

五肢択一問題は、『これは違うだろう』と消去法で正解を導き出すこともできますが、一問一答形式は、その問題の知識を要求されるため、難しく感じました。

基本の五肢択一問題集を行い、ある程度知識をつけたうえで、肢別過去問集に取り掛かることがおすすめです。

一問一答形式なので、1問にかける時間は少ないですが、問題数が多いため、1周目は頭から終わりまで解くのに1ヶ月程度かかりました。

わたしは、6月から肢別過去問集を使用し、本試験までに7周しました。
最終的な正解率は8割程度でした。


記述式問題集
わたしが使用したのは、TAC出版の「みんなが欲しかった行政書士の40字記述式問題集」です。
記述式問題だけでなく、多肢選択問題も掲載されています。

2021年度版では、「行政法の記述式問題が30問、民法の記述式問題が70問、多肢選択問題が36問」と、かなりのボリュームがある問題集です。

記述式問題は、少しでも多く問題を解いて、記述式に慣れる必要があるので、多くの問題が載っている専門の問題集は1冊は必要と思います。


ケータイ行政書士六法
六法は、問題集ではありませんが、行政書士試験を受けるにおいては、必須の教材です。

ケータイ行政書士六法は、過去に出題があった条文の出題履歴を記載し、キーワードは青文字で書かれているので、どこが重要かが可視化されています。

過去問を解いている時に、六法で条文を確認するという勉強方がスタンダードかと思います。

特に、憲法、行政法においては、条文を知っていれば正解できる問題肢のいくつかを消せる問題も多く出題され、丸覚えしたほうが良い重要条文もありますので、六法は必須の教材です。

わたしは、「六法の素読」まではしませんでしたが、過去問を解く際の条文確認、また、重要条文の暗記に使用しました。

使用しなかった教材

使用しなかった(購入しなかった)教材は判例集です。

受験生の時に、判例集を使用して勉強されている方の情報を目にしましたので、購入するか迷いました。結果としては218点で合格できましたので、買わなくても大丈夫でした。

しかし、令和3年本試験の多肢選択問題の問41と問43、両方ともに判例を知っていれば正解できた問題です。

問43の判例は知っていましたので、4つとも正解でき8点取れました。しかし、問41は判例をしらなかったので、4つとも不正解、8点落とすことになりました。

多肢選択問題は、知らない判例が出題されてしまった時に、まったく点数を取れないこともあります。
結果として合格できていたからよかったですが、試験に合格していなかったら、『判例集買っておけばよかった〜』と後悔していたと思います。

通信講座の教材だけで合格できるのか

結論から申し上げると、通信講座の勉強だけでも合格できると思います。

通信講座や予備校は、ノウハウを持っています。勉強する順番や科目ごとの対策、科目ごとの目標とする点数など、合格までの勉強のレールを引いてくれたイメージでした。

初めて法律に触れる方には、通信講座はおすすめです。

では、なぜ市販の問題集を買って勉強したか!!の理由ですが、
通信講座の過去問は、そのほとんどが五肢択一のものであり、問題の量も、さほど多くはなかったからです。

そのため、一問一答形式の肢別過去問集で多くの問題をこなす為、肢別過去問集を購入しました。

本試験は、五肢択一問題が出題されますので、五肢択一で慣れておくのは重要なことです。

しかし、一問一答形式の肢別過去問集で勉強した後に、五肢択一式の過去問を解くと、それまでよりも簡単に思えました。
肢別過去問集で知識の量が増えたからだと思います。

通信講座の教材だけで合格できている方も多くいらっしゃるでしょう。
わたしは、心配性な性格なので、できることはやっておきたかった為、市販の教材も活用しました。

通信講座を受講したことも、市販の教材を使用したことも、両方良かったと思います。

わたしの経験が少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

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