行政書士試験 |やってよかった3つの勉強方法

勉強方法 行政書士試験

行政書士試験は合格率10%前後であり、簡単には合格できない資格試験です。

合格に必要な勉強時間は600時間〜1000時間と言われており、長期にわたって勉強することが必要となります。

1年以内の勉強で合格できる人もいれば、合格までに数年かかる人もいる。
人によって、1日に費やせる勉強時間も変わってきます。

勉強する期間が長くなればなるほど、モチベーションを保つことも難しくなってくるかもしれません。

勉強を続けることができるのかなぁ・・・。自分は勉強なんて長く続かないよ・・・。
覚えたことはすぐに忘れちゃうんだよね・・・。
そう不安に思っている方はいませんか?

わたしも、長期間勉強ができるのか不安でしたし、働きながらだったので、正直、続ける自信もありませんでした。

ですので、勉強する習慣を身につける必要があると思い、勉強や習慣化に関する本を読んで、いくつかのテクニックを取り入れました。

本格的な試験勉強は十数年ぶりのわたしでも、8ヶ月間継続して勉強できた方法試験に合格するために取り入れてよかったテクニックを紹介します。

この記事でわかること

勉強を継続させる方法

効率よく復習する方法

毎日少しでも勉強する

勉強

毎日勉強する習慣が簡単につけば、誰も苦労しませんよね。
わたしも、すぐに諦めてしまう性格なので、毎日勉強できるかは不安でした。

誰しもが資格試験を受けようと決意したとき、1日3時間は勉強しよう!とか、休日は6時間以上は勉強するぞ!!と計画したり、目標を立てるかもしれません。

そして、しばらくすると、目標通りにいかなくなり、『今日は疲れているから、もういいか〜』とか、『今日は時間がないから、明日頑張ろう』と、だんだんと勉強しなくなる日が多くなっていってしまうのです。

勉強しなくなる日が多くなると、勉強しない習慣に戻ってしまいます。
そこで、わたしが立てた目標は、ただ一つ、毎日勉強するだけです。

短時間の勉強でもいいので、勉強しない日を作らないようにしました。

勉強のような、行動を習慣化するには1ヶ月間かかると言われています。

ご存知のように、人間の脳は変化を嫌う性質を持っているため、勉強するのが当たり前という状況を作り出す必要があります。
そのためには単純なことで、勉強しない日を作らなければいいだけです。

仕事で帰宅が遅くなっても、朝早く出勤しなくてはならなくなっても、【1日5分でもいいから机に向かって勉強する】ことを目標としました。

結果、資格勉強をした8ヶ月間で勉強をしなかった日は1日もありませんでした。

そして、5分の勉強で終わった日もありません。勉強し始めてしまうと、5分では逆にやめられなくなってしまうものです。

まずは、1日5分でもいいので、毎日勉強する!!と、
無理なく実現できる目標をたてることをおすすめします。

記録をつける

次に、毎日勉強を続けるために行ったことは、記録をつけることです。

記録をつけることのメリットは、客観的に勉強の進み具合を把握できること。

しかし、複雑に記録することを自分に課してしまうと、記録をつけること自体がおっくうになって逆効果になってしまいます。
わたしは、簡単に何の科目をどのくらいの時間やったかを記録することにしました。

どのくらいの時間をかけて試験合格を目指すかによって変わりますが、わたしは8月間の勉強期間しかありませんでしたので、世間で言わている時間を勉強するには、最低でも、月に80時間程度は必要という状況でした。

実際は、勉強時間ではなく、理解の度合いによって合否は分かれるのですが、こんなに勉強したんだから大丈夫!と安心したいのが受験生の心境ですよね。

勉強時間も一つの目安ですので、客観的に勉強の進行具合や勉強量が分かる記録をつけることは、やってよかったことの一つです。

効率よく復習する

復習

「エビングハウスの忘却曲線」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。

人は覚えたことを、1時間後には56%忘れ1日後には74%忘れる
そして、1ヶ月後には79%忘れている、というものです。

人間は忘れる生き物なので、最適な時期に復習する必要があります。
わたしは、過去問を解くことを、この法則に則って復習しました。

スケジュール
実際のスケジュール帳記載内容


具体的には、今日やった過去問を、1日後、1週間後、2週間後、4週間後、8週間後にもう一回解く、という復習方法です。

○月○日に何の学習し、その復習の日に、日付けと科目を記載、1日後、1週間後、2週間後、4週間後、8週間後それぞれ色分けをして、管理するという方法です。

写真は1週間の復習のスケジュールです。

復習がきちんとできればOKと書き、できなければNGと書く、単純な作業としました。

単純な作業としなければ、嫌になってしまうと思ったからです。

復習する回数が多いと感じるかも知れませんが、わたしは、仕事の勤務時間が長いので、復習に充てる勉強時間が確保できなかった日があった場合、別日でフォローできるように復習の回数を多く設定しました。

復習にも勉強時間が確保できる時は、解けなかった問題をテキストや行政書士六法を使い、理解できるまで確認するようにし、あまり勉強時間がなかった時は、問題を解くだけにしたので、復習にかかる時間は数十分で終わらせるようにしました。

復習に追われて、先に進むことができなくなることは避けなければなりません。

まとめ

長期間の勉強となる行政書士試験です。
いかに、継続して勉強できる環境を作れるかが勝負になります。

『資格をとるぞ!!』と決意し、勉強を始めた人の中で、本試験までたどり着けない人も多いかもしれません。それだけ、長期間勉強を続けることは難しいことです。

働きながら勉強している方、子育てをしながら合格を目指す方などにとっては、それはより難しいものなると思います。

ですから、無理なく勉強をする習慣を身につけることは、何よりも優先させる必要があると思いました。出足で挫かれて勉強しなくなっては、試験を受けること自体をやめてしまうでしょう。

毎日少しでもいいので勉強する!!
わたしは、勉強しない日を作らないことで勉強習慣を身につけることにより、試験合格まで勉強を続けることができました。

そして、勉強の記録をつけてきたことは、客観的に自分の勉強してきたことを確認できます。
『これだけ勉強してきたのだから大丈夫』と、本試験前の不安を和らげてくれると思います。

わたしの経験がみなさんのお役にたてれば幸いです。

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