コロナ禍の中で、本業の収入が下がった人や将来の不安を覚えた人も少なくないかと思います。
以前から、副業を推進する動きはありましたが、コロナの影響もあり副業への関心度が高まってきています。
ある調査では、コロナ禍以降に副業を始めた人は、以前より4割増加しており、今後始めたいと思う人も9割近くに上りました。
わたしは会社員から独立する道を選びましたが、「転職」や「独立」はちょっとハードルが高いと思う方は、副業から小さく始めていくことで、色々な選択肢や可能性が広がってきます。
わたしも、世間ではおすすめと言われている「いくつかの副業」に手を出しました。
うまくいかなかったことが多いですが、その経験を紹介します。
わたしの経験が、副業で何かしたいと思っている方の参考になれば幸いです。
副業の考えた方
インターネットや書籍で副業についてを調べると、『将来役立つスキルを身につけられる副業をしなさい』とか、『個人で稼ぐ力を身につけるといった考え方を持たなければいけない』という情報を目にします。
お金を稼ぐことができて、本業では得られないスキルを身に付けることができ、個人で稼ぐ力も身につけることができるのであれば言うことはありません。
しかし、副業で『スキルも身についてお金も稼げてる。さらにはプライベートの時間も確保できている』といった人は何割くらいになるでしょうか。
わたしも、会社勤めしている時は、会社の肩書きがなくても稼げるように「経験」や「スキル」を身に付けなければならないと思っていました。
『自分の持っていないスキルを身につけるための副業をしなければいけない、アルバイトのような時間を切り売りする副業はしてはいけないと』
そうして失敗しました。
まずは、副業で稼ぐためのスキルを身に付けるために動画編集スクールの講座を受けることにしたのです。
結論から言うと、副業での動画編集ではほとんど稼げませんでした。
「将来役に立つスキルを身に付けなければならない」といった気持ちが先走ってしまい、動画編集で稼いでいる人の情報ばかりを集め、自分でもできると思い込んでしまったのです。
会社員時代は、稼ぐほどの時間を動画編集には割けませんでした。
仕事のある日は始発で出社し終電で帰るような毎日、休みの日は疲弊して何もやる気にならない。しかし、『先行投資している分、なんとか取り返さないといけない』と気持ちは焦るばかり。
次第に、副業をしようとすること自体が負担になってしまいました。
独立した今なら時間を割けるかもしれませんが、副業としては大失敗です。
「将来役立つスキル」や「個人で稼ぐ力」を身につけるために副業を行うという考え方も大切ですが、「お金を稼ぐ」ということも考えないと、わたしのように時間と費用を消費してしまうだけの結果になってしまうので気をつけてください。
失敗しない考え方
わたしは、動画編集のほかにも、WEBデザインやライティングの副業を行いましたが、どれもうまくいきませんでした。
副業に失敗する考え方は、始めた副業が自分に合わなかった場合、副業すること自体をやめてしまったり、成果が出るまで無理をしてでも頑張らなければと考えることです。
副業を頑張る為に無理をして、プライベートや本業にまで悪影響が出てしまっては、本末転倒になってしまいます。
『失敗しても固執せず、自分のコミットできる時間の範囲でうまくいく副業を見つければ良い』と、少し楽観的に考えることが、副業でうまくいく考え方です。
わたしがうまくいかなかった原因も『副業でもお金を稼ぐのだから、本業でやっている人と同じスキルがいるだろう』と思い、学習することに時間と費用をかけてしまったこと。
さらに、「副業に使える時間」を考えていなかった為に、結局は副業で仕事をとることに時間をかけることができなかったことです。
将来的に活用したい「スキル」を身につけるためであれば、時間やお金を費やした結果に収入が得られなかったとしても構いません。
しかし、副業では「収入を得ること」が第一の目的です。
時間を費やせば収入を得られるアルバイトやウーバーイーツなどの「ギグワーク」も候補に入れるべきです。
副業でうまくいく人は、ひとつの副業がうまくいかなかった場合に、違う副業にチャレンジする臨機応変さを持っているのです。
自分が費やしてきた「時間」「労力」「お金」を取り戻さなければと、うまくいかない副業に固執しては、最大の目的であるお金を稼ぐことが達成できません。
まとめ
副業を始める際、まずはインーネットや書籍で情報を集める人は多いはずです。
わたしもその一人でした。
本業では持つことのできない「スキル」や「経験」を得る為には、本業とは違う業種や職種にチェレンジすることが必要です。
当然、稼げるようになるまでには相応の時間と努力が必要になりますし、お金を稼ぐどころか、わたしのように出費だけをしてしまう人もいるでしょう。
「時間」「労力」「お金」と先行投資した分を時間経過とともにペイできれば良いですが、わたしはうまく収入を得ることは出来ませんでした。
インターネットではうまくいく情報ばかりに目がいきがちです。しかし、自分の状況や費やせる時間をきっちりと把握してどの副業を選ぶのかは考えなくてはいけません。
時間を優先するのか、スキル取得を優先するのか、またはお金を稼ぐことを優先しなければならないのか、自分にあった副業を選択することが大切です。
そして、うまくいかなければまた違う副業にチャレンジして、うまくいく副業を見つけていきましょう。
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