妻がFP3級の試験に合格したので、わたしも受験しました。
調べたところ、合格率も高く、必要な勉強時間も少ないという情報でしたが、勉強してみると試験範囲も広く、覚えることも多い・・・。
合格できるのか不安でしたが、受験してみれば試験自体は難しくはなかったです。
FP3級は比較的難易度の低い試験と言われており、合格率も非常に高いものになっています。
そんな前評判を見てFP3級の試験勉強を始めたのですが、率直な感想は『覚えること多くて内容もむずかしい。合格できるかな・・・』でした。
わたしは、2022年の9月に行われたFP3級の試験を受験しました。
この記事を書いている時点では結果はでていませんが、自己採点で学科60問中56問、実技が20問中18問の正解。
正解率9割でマークミスがなければ合格できています。
この記事では、「勉強開始時はむずかしい、合格できるかな」と不安を感じたわたしが、FP3級を受験するために要した勉強時間と勉強法、受験してみた率直な感想を紹介します。
FP3級試験受験のための勉強時間
FP3級に合格するための勉強時間は、50時間から100時間程度と言われています。
FP3級の合格率は80%前後と非常に高く、難易度は高くない試験です。
私が勉強した時間は50時間程度です。
FP3級の学習ではチャプターが6つに分かれていますが、相続は【行政書士試験】と被っているため、勉強しなくても問題ありませんでした。
勉強を始めたときに『難しい』と感じたわりに、勉強時間が多くならなかった理由は、過去問の正解率が常に80%を超えていたからです。
まったくの初学者であったとしても、100時間も勉強すれば合格できると思いますので、50時間から100時間という数字は妥当なところだと思います。
FP3級の合格率が高い理由
FP3級の勉強を始めたときは、『ほんとにこの試験は合格率が80%もあるのか?』と思うほど、勉強する内容も多く、覚える数字も多く非常に難しく感じました。
しかし、テキストを見ると内容は難しいし、なかなか覚えられないのですが、過去問を解くとなぜか正解率は80%を超えます。
その理由は出題形式にあり、合格率が高い理由でもあります。
FP3級は学科試験と実技試験(実技試験といっても三肢択一のマークシート問題です)に分かれています。
学科試験は全部で60問あり、30問が○❌の二択問題で30問が三肢択一問題です。
実技試験は20問の三肢択一問題です。
確率的には、適当に答えたとしても学科は25問程度、実技は6問は正解できることになります。
合格基準は、学科試験・実技試験ともに6割の正解なので、ある程度の勉強をすれば合格が近くなります。
また、二択や三肢択一問題なので、正解が完璧に分からなくても消去法が効果を発揮する試験です。
FP3級は、学習項目も多く、覚える内容も難しいですが、試験自体は難しくないと感じました。
効率よい勉強法
まったくの初学者であれば、一旦テキストを頭から終わりまで読みます。
初めにテキストを読むときのコツは『内容は覚えなくても良いと思うこと』と『時間をかけないこと』です。
これはFP3級受験で学習する大まかな内容を理解することが目的です。
次に過去問に取り掛かります。
FP3級の試験に限っては、過去に出題されている問題の傾向を対策する「過去問の分析」は必要ないと思います。
わたしは市販のテキストと過去問を使用しました。
過去問の解答には解説がついていますので、「問題を解いて間違えたところや分からないところは解説を見る」をひたすら繰り返しました。
テキストは最初に読んでからほぼ使用はしませんでしたが、一旦は「頭から終わりまで見る」ことをおすすめします。
テキストを読んで、これから勉強する内容をなんとかく理解しているのと、読まずに何にも理解していないのとでは、過去問を解いた時の知識の定着に大きな差が生まれるからです。
まとめ
FP3級の学習内容は、専門的な知識も多く、覚えなくてはいけないことも多くあり、高い合格率の情報とは裏腹に難しく感じました。
しかし、実際に受験してみた試験に対する感想は『難しくなかった』です。
その理由は前述しました「出題形式」にあります。
三択を二択にできるくらいの知識を身につける勉強ができれば、合格することは自体は難しくないと思います。
FP3級で勉強する内容は「お金に関する知識」ですので、資格取得することがだけが目的ではなくても、「金融リテラシー」を身につける目的でも役に立つと思います。
そういった『金融の知識を身につけるぞ!!』という気持ちで勉強を始めれば、嫌になることなく勉強も続くかと思います。
わたしの経験が少しでも皆さまの参考になれば幸いです。
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