資格試験を独学で合格できる人の【5つの特徴】

TOP画像 行政書士試験

世の中には色々な資格試験があります。
独学で資格試験にチャレンジしている方や、チャレンジしようとしている方も多くいらっしゃるかと思います。

わたしは、通信講座を利用してですが、行政書士試験を約8ヶ月間の勉強で合格することができました。
知人には、社会保険労務士や行政書士の試験を数年間チャレンジしている人もいますし、短期間の勉強で合格した人もいます。

この記事では、わたしが行政書士試験挑戦から学んだ、「独学で資格試験を合格できる人の特徴」を紹介します。

資格試験にチャレンジしている方やチャレンジしようとしている方のご参考になれば幸いです。

勉強時間ではなく学習量で進捗管理する

試験勉強をしている際に、「今日は何時間勉強した」とか、「1日何時間勉強したらOK」とか、勉強の時間を基準にしてしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

わたしは、勉強を始めた当初は勉強習慣がなかったため、勉強する習慣を身につけることを優先し、1日の勉強時間は特に決めたりはしていませんでした。

勉強時間を基準にしてしまうと、勉強の目的が内容ではなく、時間となってしまいます。
わたしも勉強を始めた当初は、『今日は3時間勉強した〜』とか勉強時間で満足してしまうことがありました。

得意不得意の科目によっても、その日のコンディションによっても、勉強時間に対する学習量は変わってきます。
また、1時間で10の学習をできる人もいれば、5の学習しかできない人もいます。

勉強時間のみを基準にしてしまうと、いつの間にか学習が遅れていて、試験に必要な学習が本番までに間に合わない、といったことになりかねません。

目的は「資格試験に合格できる知識を身につけること」であり、「勉強時間をこなすこと」ではありませんので、勉強時間基準ではなく、学習量によって日々の学習の進捗を管理することが重要です。

隙間時間を活用している

勉強は時間をきっちりと取って、机に向かってするものと思い込んでないでしょうか。

学生のように、勉強が本業であればそれも可能かもしれません。
しかし、働きながらや家事をしながら資格取得を目指している方はとても忙しいと思います。

なかなか机に向かって勉強時間を確保するのもしんどいので、通勤途中や家事の合間などの隙間時間を有効活用したいところです。

わたしは、行政法や民法の条文を覚えるのに、自分で条文を読み上げたものをスマホのボイスレコーダーに録音し、通勤の歩行中に聞いていました

電車やバスの待ち時間があればテキストを読んだりできますが、歩きながらはテキスト読んだりや過去問を解いたりはできません。しかし、耳から情報を入れる学習であれば、歩行中や家事をしながらでも可能です。

ちょっとした隙間時間や、通勤や家事などの削れない時間に、いかにして勉強を取り入ることができるかが重要です。

満点を目指していない

資格試験には、行政書士試験のように合格基準点をクリアすれば全員合格できるものもあれば、司法書士試験のように上位何名が合格できるといった相対試験をもあります。

絶対評価の試験でも相対評価の試験でも、合格できる点数を取れれば合格できます(当たり前ですが)
決して満点を取らなければいけないわけではありません。相対試験においても、過去の統計で大体の合格できる目安の点数というのは分かります。

テキストの隅から隅までや、過去問に出てている「過去1回しか出題されていないような超難問」までをカバーする必要はないのです。

超難問や出題率の低い論点まで手を広げてしまうと、時間がいくらあっても足りませんし、重要な箇所を落としてしまうことにつながりかねません。

合格基準点に必要な知識だけを取捨選択することは難しいですが、完璧を目指すのではなく、重要な論点の問題を確実に取っていくことが重要です。

アウトプットメインの勉強をしている

資格試験の勉強をするときに、まずはテキストを全部読んで必要な知識を身につけ、それから問題集に取り掛かろうとされていませんでしょうか?

わたしは、行政書士試験の勉強を始めてから2週間ほどは、テキストを読んでノートにまとめるという勉強法を行なっていました。

今考えてみれば、かなり効率の悪い勉強をしていたと思います。
ノートにまとめることにより、知識は整理されるので悪くはないと思いますが、時間がかかりすぎてしまいます。

この記事を読んで頂いている方は資格試験の効率良い勉強法を模作されている方かと思います。
わたしも同じように受験生のときに勉強法を調べ、行政書士試験では、過去問を解くことをメインにする勉強法が最も効率が良いと知りました。

そこで、過去問を解いて、理解できないところをテキストで知識を補完するといった、アウトプットメインの勉強に変更しました。

結果、行政書士試験に合格できましたので、行政書士試験の勉強法を発信されていた皆様には感謝感謝です。

同じ過去問集を繰り返し使う

過去問は何冊程度やればいいのかを知人に聞いたときに、『使った過去問は2冊で何回も繰り返し解いたよ』と教えてもらいました。

わたしは、学生時代の勉強を思い出してみても、問題は一度解いて復習したら終わりという感じでしたので、『同じ問題を何回もやったら答えを覚えてしまって意味ないやん』と、とても驚いた記憶があります。

しかし、勉強を始めるときに読んだ「東大教授が教える!勉強脳の作り方」でも、テキストは同じものを繰り返し使うと書かれていましたので、納得できました。
詳しくは、過去記事「勉強習慣の作り方」をご参照ください。

行政書士試験のように過去問メインで学習する試験は特にそうですが、過去問集やテキストは同じものを繰り返し使うことが重要です。

過去問は繰り返し解くことにより、その問題の知識を定着させることができます
一通り終えたからと新しい問題集にいってしまったら、知識が定着する前に新しい知識を入れることになってしまうので、せっかく得た知識が抜け落ちていってしまいます。

たしかに、同じ問題を何度も解くので正解はこれと覚えてしまう問題も出てきます。
しかし、問題はありません。重要なのは、なぜ答えがこれになるのか、その内容を理解できているかどうかなのです。

「問題の内容を理解している=問題の知識が身についている」ですので、ご自身が選んだ過去問を信用して繰り返し解くことをお勧めします。

まとめ

わたしは、学生時代に通信教育を受けたことがあるのですが、全く勉強することなく、成績は落ちる一方で、あまり役に立たなかった思い出がありました。

コツコツと一人で勉強ができるタイプではないと自分では思っていましたが、学生時代のやらされていた勉強とは違い、人生を変えるために受けようと思った資格試験の勉強は毎日続けることができました。

資格試験の勉強を行う上で、独学でも通信講座を用いてでも、勉強するかどうかはご自身の意思によります。

そして、毎日コツコツと勉強を続けられたとしても、効率の悪い勉強法であれば良い結果を得ることができないかもしれません。

わたしは、勉強を始めた当初に行っていた、「テキストを見てノートに要点をまとめる」といった勉強法を続けていれば、時間が足りなくなってしまい、一発合格はできなかったと思います。

勉強を続けることができるのは大前提の話で、いかに効率の良い勉強法を取り入れることができるかが重要かと思います。

また、独学というのは孤独な闘いでもあります。
勉強時間をなかなか確保できず効率の良い勉強法を知りたい場合や、時間はあるけど強制的に勉強する環境でないと勉強を続けられない場合は、通信講座や予備校も検討することがベターだと思います。

わたしの経験が、みなさんのお役に立てれば幸いです。

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